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繊維

 

セメント系材料補強用繊維

コンクリート、モルタルなどのセメント系材料やその他の建築材料の補強用に開発されたポリプロピレン(PP)製の短繊維です。


一般家屋の屋根や壁、オフィスビル等の建造物の外装材等のセメントボードに靱性向上、ひび割れ抑制、耐衝撃性向上のために広く使用されています。

 

オートクレーブ養生(高温高圧水蒸気養生)に使用できる補強繊維です。 建材分野においては20年以上前からアスベスト代替繊維として使用されてきました。

 

最近では土木分野においても、打設コンクリートのひび割れ抑制用途(タフライトCP)や法面吹付モルタルのひび割れ抑制用途(タフライトRG)、左官材料のひび割れ防止用・補強用繊維(TSファイバー)と用途ごとに品揃えをしております。

 

さらに、高層ビル下部に使用する高強度コンクリートの爆裂防止用途も開発しています。

 

 

<特徴>

1.高引張強力、高弾性係数でひび割れ抑制効果が高い

2.PP繊維の中でも融点が高く、オートクレーブ養生に強い

3.幹枝構造により、セメントとの付着面積が多い

4.束状加工により分散性が高い

5.ポリプロピレンで出来ているため、セメントのアルカリ性に強く、錆びない

 

 

<安全性>

原料であるポリプロピレンは汎用なプラスチック素材です。ポリプロピレンはオレフィン系である様に炭素と水素から出来ており、燃焼時には有害カスが発生せず、安全性が高いといえます。また、束状に加工していることから飛散しにくく、皮膚などに刺さりにくい状態にあります。

 

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